富士塚~江戸川区編~

江戸川区内の富士塚を散策

ひょんなことから身近な歴史遺物を散策したのでその記録を書こうかな。(令和元年 9月26日現在 随時更新)

発端

そもそもなんで富士塚なぞ見に行ったか。近場にある江戸東京博物館に訪問したのが始まり。常設展示の中で、”富士講”なるものを見つけた。

富士を拝み、富士山霊に帰依し心願を唱え、報恩感謝する
-世界遺産 富士山とことんガイド「富士山信仰/富士講」より-

要は富士山詣で。江戸時代から民衆間で広まったとはいえ、当時は車や新幹線もない。そうなると代表者が必要となる。代表者が山頂と題目合唱を行う。帰ってきて出来たのが、富士塚。いわば、富士山のミニチュアというわけだ。富士塚上部には、浅間神社と記された石版がある。それがなによりの証拠。

一覧

船堀八幡神社

 

随分身近にあるものだ。小学生の頃、夏休みの課題で訪れたのと気晴らしで参拝に出かけるのを除けば、ほぼなかった。興味がなければ素通りするしかないからね。

天祖神社

 

道すがら知っていたが、改めて訪れるのはなんだか奇妙だ。周辺には、真言宗の寺があるが、一帯はかつて寺院の集いでもあったのだろうか。

香取神社(真蔵院)

 

見覚えがあると思ったら、過去に清掃のアルバイトで来たことがあった。あの時には、富士塚のことなんか頭にもなかった。そういえば、見知らぬ陸軍軍人のお墓があった。誰だろう。

長島香取神社

 

夏場になるとお祭りがあるので顔を出すことがある。正面の本堂には向かったことがあるが、まさか後ろにあるとは思わなかった。中々立派な構えなので、一度見てみることをおすすめします。

逆井の富士塚 浅間神社(小岩)

 

小岩といっても最寄駅が東大島。道なりに歩くといっても中々遠かった。道すがら突如として現れる。まさに岩の塊。ちなみに逆井というのは昔の地名。なら小岩は?

今井の富士 香取神社

奥まったところにあった。木々がかなり生い茂っていた。道なりを少し歩くと東葛西図書館がある。さらに進むと下水処理施設がある。

小岩神社

 

小岩駅から東へ進むこと10分。駅周辺の賑わいを通り過ぎて、高架下の公園(?)の道脇にある通りを進むと見えてくる。地元民以外知らないであろう場所にあった。夕暮れだったので、写真映りが悪いが勘弁。氏神様は富士神社だそうだ。

日枝神社 船堀

 

脇道はよく通った。参拝もした。でも富士塚の存在は知らなかった。ちなみに入口付近には、支那事変の戦没者慰霊碑がある。

豊田神社 下鎌田

 


瑞江駅から10分ぐらいのところにあった。公園に隣接しているからか、子供の声がよく通る。正面の鳥居を抜けると、大樹がそびえ立っている。また、元々池があったと書いていたが、面影はどこにもない。

天祖神社 上鎌田

 

 

豊田神社より北東方面へ歩くこと10分ほど。木々に覆われた神社が現れる。富士塚は正面左側の奥ばったところに位置。

番外編

篠崎浅間神社

今回の富士塚巡りでヤマを張っていたのだが、どうやら違っていた。富士塚の場所を探せども一向に見つからない。案内板には書いてあるのに・・・。<本殿の右側>をひたすら探した。そして見つけた。

富士塚ならぬ富士”石碑”。わかるかよ(怒)!!

篠崎音頭なる唄の歌詞には<~富士のお山に~>とあるから、富士山信仰には間違いない。

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